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菰野―海星 8年ぶり14回目の優勝を決め、喜び合う海星の選手たち=2024年9月29日午後2時40分、ドリームオーシャン、小林裕子撮影
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 第77回秋季東海地区高校野球三重県大会(県高校野球連盟主催)の決勝と3位決定戦が29日、松阪市のドリームオーシャンスタジアムであった。決勝は海星が1―0で菰野に勝ち、8年ぶり14回目の優勝を果たした。3位決定戦は宇治山田商が3―0で津田学園を下し、海星、菰野とともに、10月19日から静岡県で始まる東海地区大会への出場を決めた。

スライダー対策が奏功

 海星の5番打者、森田大喜選手(2年)が放った犠飛が決勝打になった。

 四回、1死三塁で打席が回ってきた。入る前に森下晃理監督から「自分が狙っている球だったら、しっかり打ち抜け」と指示された。振り抜いた打球は右方向へ。「あわよくば抜けてくれたら」。打った瞬間、少なくとも犠飛にできる手応えがあった。三塁走者がかえってもぎ取った先制点は、好機の少ない投手戦で唯一の得点となった。

 準決勝進出が決まってからこ…

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